過疎ってなんだろう?都市に住んでいると他人事のような気がする過疎化問題ですが、社会学の大切なテーマとして、多くの都市住民の方々にも心にとめておいてほしい問題の1つです。
過疎化は昭和30年以降の高度経済成長の中で、農村、山村、漁村から都市に向けて、若者中心の大規模人口移動が起ったことが発端です。
この頃から大都市では人口集中による「過密」問題が起こるようになりました。過密の苦しさは朝の通勤電車のみならず、道路の渋滞や、震災時の都市機能麻痺など大きな問題を抱えています。
では、なぜ渋滞もないし、空気も良さそうだし、過疎化が問題なの?と思われる都市住民も多いのではないでしょうか。
過疎地域は、人口は少ないのですが、その面積は国土の半分以上を占めています。厳しい自然環境の中にあっても、森や水を守り、日本の農業を支え、日本の古来の文化を継承してくれています。美しい国土と豊かな自然環境を次の世代に引き継げるのは、都会人ではなく彼らなのです。過疎化はその担い手を奪ってしまうのです。
そう考えると、なんとか過疎化をくい止め、新しい「田舎」のありかたを考える必要があります。これも社会学の大きなテーマの一つなのではないでしょうか。