身近な社会学

社会学のテーマは身近な所にゴロゴロしているものです。

これは、形式張った問題ではなくて、私たちがどう生きて行くのか、どう生きるのがいいのか?を、身近で起きている問題から国際的な問題までを通して、人と社会との関わりという視点で分析していくのが社会学でもあるからです。

例えば不登校やいじめを社会学的に考えると、「不登校は学校に登校しない本人の問題だ」「いじめはいじめられた方が弱いんだ」「いじめはいじめた人の性格が歪んでいるんだ」とはなりません。

まず「いじめ」「不登校」を個人的な問題ではなく社会の問題でもある。と、とらえます。

そしてこれらを、現代社会が抱える問題とし、原因を探ろうとします。

それを探るには人と社会とを切り離さず、人と社会の両面からその本質を探らなければ答えをだすことはできません。

ですので、問題を抱える人の心の悩みや悲しみは、実は社会のあり方が問題なのではないか、といった視点からも考えるのが社会学なのです。

つまり人とは社会の生き物なのであり、その影響から逃れることはできないのです。

「悩み」でさへ有効な社会学のテーマになり得ることを考えると、

個人的な悩みや苦しみも、社会学を通してのぞいてみたら、ひとりぼっちで悩む必要のない問題なのかもしれません。

参考:不登校のひろば